『タモリ倶楽部』終了により、タモリの残りのレギュラー番組は『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)と、『ブラタモリ』(NHK)の2本。77才という年齢を考えれば、少しずつ仕事を整理するのは自然だが、整理する順番は周囲の予想とは違っていた。

「タモリの番組の中で、数字的に芳しくないのは『ミュージックステーション』です。かつては20%超えが当たり前の最強の音楽番組でしたが、ジワジワと数字が低下。19年に20時台から21時台に移ったことで低落傾向に拍車が掛かり、視聴率は5%前後で、いつ終わってもおかしくない状況でした。

 一方、『ブラタモリ』は数字こそ好調ですが、タモリの体への負担は大きく、足元に不安を覚えるような瞬間も見受けられます。その点『タモリ倶楽部』は、座っていてもできますし、基本的にタモリが好きなことをやる番組で負担は少ない。『Mステ』より『タモリ倶楽部』が先だとは、誰も想像していませんでしたよ」(同上)

 ネットにも番組終了を惜しむ声が殺到しているが、中でも目に付くのが『空耳アワー』に関するコメントだ。