◆息子のDVをなかなか認められない義両親
「夫のDVから逃げまくる私を全面的に開示していました。一度、夫が私の勤務先に来たことがあるみたいなんですが、受付では『会社を辞めました』と言ってもらい、警備員が外に連れ出してくれたそうです」
夫の両親、特に義母は「うちの子が暴力なんてふるうわけがない」と言っていたが、キミコさんが病院にかかったときの証拠写真を送ると、少し考えが変わったようだ。さらに夫はふたりで住んでいたマンションの家賃を滞納、保証人が夫の父親になっていたため、ようやく両親が上京してきた。
「私は夫に会うのが怖かったから、義両親とだけ会いました。彼らは夫の勤務先だった会社にも行ったそうで、やっと事態を正確に把握してくれた。義両親も、けっこう高齢でしたから、事実を認めるのはせつなかったでしょうね」