乃木坂46 “11th YEAR BIRTHDAY LIVEレビューはこちら

 それは全部「I see…」の前振りだったんじゃなかろうかとすら翌日になってみても思う。

 それはおよそ25曲もの、それはおよそ2時間(超え?)にも及ぶ、たった1曲の、たった4分間に対する壮大で大仰な前振り。

 本編ラスト、26曲目の賀喜遥香のタイトルコール、そしてあのドラムフレーズ、おっさんは見たのだ。飢餓からの歓喜、抑圧からの解放、何かがプツンと切れる様、何かが一気に溢れ出す様、平たく言えばあれぞ大爆発であり、所謂”どっかん”の瞬間であった。