鴨井はこれまで鷲津に協力的で、とりわけ妻・可南子(井川遥)に親身だった。鴨井が支援しているDV被害者女性を保護するNPO団体を可南子が見学したいと言ったときも鴨井は自ら可南子を案内。DV夫がナイフを持って突然乗り込んできたのを見事追い返した場面で、その後に可南子に聞かせた言葉は、実社会の政治に向けたメッセージに満ちたハイライトだった。「女を下に見るやつほど、肩書きで態度が一変する」「政治の世界が一番の男社会」「ボス猿の集まり」。1分にも満たないシーンで飛び出す男社会へのアンチテーゼは極めて爽快だった。
「総理になって女性が当たり前に活躍できる社会を作りたい」。そんな鴨井が、鶴巻に事件の隠ぺいを頼んだのだろうか。鷲津は、妻が尊敬する鴨井を断罪することができるのか。鶴巻に睨まれた鷲津は復讐のために“竜崎派”の駒となるのか。そして“蛯沢の復讐劇”は再始動するのか……。第7話もますます目が離せない展開となりそうだ。
■番組情報
月曜ドラマ『罠の戦争』
フジテレビ系毎週月曜22時~
出演:草彅剛、井川遥、杉野遥亮、小野花梨、坂口涼太郎、白鳥晴都、小澤征悦、宮澤エマ、飯田基祐、高橋克典、片平なぎさ、岸部一徳 ほか
脚本:後藤法子
音楽:菅野祐悟
主題歌:香取慎吾×SEVENTEEN「BETTING」(Warner Music Japan)
プロデューサー:河西秀幸
演出:宝来忠昭
演出・プロデューサー:三宅喜重
製作・著作:カンテレ
公式サイト:ktv.jp/wana