Aさん そうなんですよね!「チャンスの時間」は「ABEMA」で毎週放送されているバラエティ番組。今回の「湯気-1グランプリ」は「2人1組で、いかにカッコ良く体から湯気を出せるか」を競うもの。参加者は松竹芸能時代の先輩後輩「TKO・木下隆行&みなみかわ」ペア、「囲碁将棋」ペア、「きしたかの」ペアの三組。各々が各々の方法で、カッコ良い湯気を出すために体を張っていく。個人的には囲碁将棋さんペアが好きでした!

ゴリラ 囲碁将棋さんは「カッコ良い湯気を出すために、山頂で漫才をする」と言って、サウナスーツを着て、サンパチマイクを持ちながら登山をしていたよね(笑)。

Aさん 「山頂で漫才をする」という目的自体もおもしろいんですけど、道中、要所要所に入るボケやコメントが最高なんですよね。一つひとつが確実におもしろいし、ボケの精度も秀逸。それに囲碁将棋さんって、両方ボケもツッコミもできるから、一つのボケが単発で終わらないんですよね。文田さんのボケに根建さんがツッコんで、ツッコんだ後に根建さんがボケを重ねて、今度はそれに対して文田さんがツッコんでいく。

ゴリラ 確かに、お笑いのラリーが自由自在だよね。ダブルボケのしゃべくり漫才をそのまま聞いているかのようなトーク回しで、囲碁将棋さんならではの味がある。

Aさん そのやりとりも、とにかく自然なんですよね。「ボケ・ツッコミ」の掛け合いのおもしろさの他に、普段の会話を聞いているような心地良さが加わる。僕も含めてですけど、ああいう掛け合いは若手のコンビ芸人の憧れでもあります。コンビの一つの極地とも言えるやりとりがロケを通して繰り広げられる様は、おもしろいと同時に勉強にもなりました。