オートミールと玄米を比較

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

オートミールと玄米を栄養素やその他のメリットから比較すると、オートミールの方に軍配が上がります。

栄養素の比較から見ていきましょう。

栄養素を比較

オートミールと玄米を、1食分の栄養価で比較してみました。

『yoganess』より引用
(画像=文部科学省「食品成分データベース」,『yoganess』より引用)

オートミールと玄米を1食分で比較した場合、エネルギー量や糖質はオートミールの方が少なく、タンパク質・食物繊維・カルシウム・鉄といった栄養素はオートミールの方が多く含まれていました。

また、表には表示しきれなかった「玄米に含まれる栄養素」として代表的なビタミンB群、マグネシウム、カリウム、亜鉛、マンガンについても比較したところ、ビタミンB群とマンガン以外は「ほぼ同じくらい」という結果でした。

つまりオートミールは「玄米よりカロリーが低いのに主な栄養素は豊富に含まれている」ということになります。

また、オートミールは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスが良いため、腸内環境が良くなるメリットもあります。

結論、栄養素を比較すると玄米にも長所はありますが、オートミールの方がメリットがたくさんあると言えるでしょう。

玄米のメリット

オートミールと玄米を栄養面以外で比較した場合、玄米のメリットは次のとおり。

  • お米の仲間なのでなんとなく安心
  • お年寄りでも抵抗が少ない
  • 農家なら購入する必要がない

玄米のメリットは、なじみがあるので心理的に受け入れやすい点でしょう。

ただ「白米を食べたい」という家族がいると、白米と玄米の両方を炊くのは大変かもしれません。

オートミールのメリット

オートミールと玄米を栄養面以外で比較した場合、オートミールのメリットは次のとおり。

  • 研いだり長時間浸水したりしなくてよい
  • 少量でも満足感が高い
  • 1人分でも調理が簡単(電子レンジなら2分)
  • 加熱しなくても食べられる
  • 消化が良いので離乳食にも最適
  • 食べ方のバリエーションが豊富

オートミールは研いだり長時間浸水させたりする必要がなく、レンジで1~2分加熱するだけで食べられるのが最大の魅力でしょう。

また、玄米は消化が悪いので3才以降でないと食べられませんが、オートミールは離乳食にも最適です。

オートミールの調理例

オートミールのメリットである「食べ方のバリエーションが豊富」なのは、調理例を見れば一目瞭然です。

ご飯の代用として
お茶漬け、おにぎり、卵ご飯、納豆ご飯、雑炊、丼物、カレーライス、チャーハンなど
小麦粉の代用として
お好み焼き、ピザ、パンケーキ、蒸しパン、クッキー、ケーキ類など
その他
オーバーナイトオーツ(ミルクに浸して甘く味付けた料理)、グラノーラ

この守備範囲の広さは、玄米にない魅力でしょう。

まとめ

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

今回は、茶色い炭水化物7種類を取り上げ、それぞれの特徴を解説したうえで、利用しやすいオートミールと玄米を比較してみました。

結果はオートミールの圧勝。

これまで日本人の健康食というと玄米が代表的存在でしたが、これからの時代はオートミールがその座を奪うことになりそうです。

炭水化物(糖質)は、体に良い「茶色い炭水化物」と体にメリットのない「白い炭水化物」があることを理解すれば、健康に良い食生活が送れるでしょう。

提供・yoganess



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