冬野菜の代表!大根の魅力

冬野菜の一つに大根がありますが、今時期の大根は、みずみずしくて甘く、とっても美味しいですよね。しかも、低価格で購入出来るから、今時期の献立に取り入れない手はないです!

今時期の大根が甘いといわれるのは、寒さで凍結しないように糖分を蓄えるからです。水分中の糖度が上昇すると、凍りにくくなるのです。寒さから自分の身を守り、厳しい冬をたくましく生きているのです。

大根は『古事記』にも記載が見られるほか、春の七草の「すずな」としても知られ、最も古くから親しまれている野菜のひとつです。日本の品種は青首系と白首系の2つが中心で、そのうち流通の主流は、根の上部が淡緑色の青首大根です。

青首大根の上部の淡緑色の部分は、畑から飛び出して冷たい風にさらされているため、上部がより甘くなります。そして、土に埋もれている先の部分は、土の中にいる虫に食べられないよう、自ら辛味を帯びるんだそうです。

部位によって甘みや辛みが違うため、使い分けをすると良いですよ。「煮中・漬け尻・生かしら」といい、辛い下の部分は漬物に、甘い上部(頭・かしら)は生でサラダに、真ん中の部分は用途が広く、おでんなど量を使う煮物などに向いてます。

今回ご紹介するサラダには、大根の上半分を使うと一層美味しく頂けますので、是非大根を選ぶ際の参考にして下さいね!

もう一つの主要食材、ツナ缶は魚から作られているので、タンパク質のほか、DHA・EPAが含まれています。これらは汁に溶け出しているので、今回ご紹介するサラダのように、汁ごと使うことで、栄養素も丸ごと吸収できます。