生活保護を受給する人は何歳が多い?
では、生活保護を受給する人はどの年齢層が多くなっているのでしょうか?
厚生労働省によると、2020年の生活保護受給者の年代別の割合は次のとおりです。
● 65歳以上:52.0%
● 50歳〜59歳:13.5%
● 19歳以下:9.6%
● 40歳〜59歳:9.6%
● 60歳〜64歳:7.9%
● 30歳〜39歳:4.7%
● 20歳〜29歳:2.6%
半数以上が65歳以上の高齢者となっており、60歳以上と合わせると約6割を占めていることが分かります。
人数にして105万人以上の65歳以上の人が生活保護を受給しているのが実情です。日本の65歳以上の人口は約3,600万人ですから、実に34人に1人の65歳以上が生活保護を受給している計算になります。
国民年金のみしか受給できず、高齢になって働くことも難しくなった多くの人が、生活保護受給者となっているものと考えられます。
若者の生活保護受給が社会問題化したこともありましたが、実際には生活保護受給者の大半は高齢者だというのが現実です。
生活保護の高齢者になって受けないために若いうちから老後に備えよう
生活保護は、売却する資産がなく、働くことができず、その他の公的扶助制度を利用しても、最低限度の生活を送ることができず、扶養してくれる親族もいなければ、何歳でも受給できます。
生活保護受給者の半数以上は65歳以上の高齢者であり、働くことができなくなった高齢者の34人に1人程度が生活保護を受給していることをよく認識し、若いうちから老後に備えるようにしましょう。
参考
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html
文・fuelle編集部
【こちらの記事も読まれています】
>富裕層は絶対にやらないNG習慣4選
>ラーメンの原価率はいくら?ラーメン店オーナーに聞いてみた!
>年金未納を続けた人の悲惨な末路 当てはまる人は要注意
>お金持ちが多い都道府県ランキング!3位東京都、2位三重県、1位は?
>「ユニクロ」予算3000円でコスパ最強の服を選んでみた