生活保護受給者が家賃補助物件を探す流れ

では実際に住宅扶助の対象になる物件はどのように探せばいいのでしょうか?
好きな物件を借りて、住宅扶助で賄えない分を自己負担することはできません。
家賃を自治体に支払ってもらうので、基本的にケースワーカーと相談しながら物件を探します。

住宅扶助制度を使用する住宅を探す際には、次のような流れで行います。

  1. ケースワーカーに相談して家賃の上限を決める
  2. 不動産会社に相談する
  3. 入居申し込みを行って審査を受ける
  4. 契約手続きをする

1.ケースワーカーに相談して家賃の上限を決める

まずは、自治体のケースワーカーに相談して家賃の上限を決めなければいけません。
住宅扶助の上限は自治体や地域、家族構成によって異なるので、住宅扶助がいくらまで受けられるのかを事前に確認しましょう。
基本的に、住宅扶助を超える金額の住宅への居住は認められません。

2.不動産会社に相談する

金額が決まったら不動産会社に物件の相談をします。
この際、「生活保護である」ということを事前に伝えておきましょう。
生活保護制度に理解のある大家さんの物件や、すでに他の生活保護受給者が居住している物件を紹介してもらえます。

3.入居申し込みを行って審査を受ける

物件を決めたら、入居審査を受けます。
なお、保証会社が間に入る契約の場合は、信用情報がブラックだと審査に通過できない可能性があります。
保証会社が介在しない物件を選択するとともに、自治体が本人に代わって家賃を振り込む「代理納付制度」を利用できる物件を探しましょう。

4.契約手続きをする

契約手続きが完了したら、契約書などをケースワーカーに提出することで住宅扶助を受給できます。

住宅扶助を受ける際は管轄の自治体役場に相談しよう

住宅扶助とは、生活保護受給者が家賃の補助を受ける制度です。
地域や家族構成によって補助を受けられる上限額には決まりがあり、基本的に上限を超える住宅を借りることはできません。
まずは、お住まいの自治体役場の福祉事務所に相談するようにしてください。

文・fuelle編集部

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