【理由②】2023年4月~12月まで従来の保険証で受診料負担がアップ

もう1つ注目したいのが、従来の保険証で受診料負担がアップすることです。「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」として2023年4月~12月までの期間で、マイナ保険証対応の医療機関で従来の紙製やカード型の保険証を利用すると、受診料の負担が増えます。

具体的な金額は以下の通りです。

従来の保険証とマイナ保険証の受診料負担 ※窓口での負担が3割の方の場合
初診時(現在) 初診時
(2023年4月~12月)
再診時(現在) 再診時
(2023年4月~12月)
従来の保険証 12円 18円 0円 6円
マイナ保険証 6円 6円 0円 0円
参照元:厚生労働省

このように、従来の保険証だと現在12円の初診時の受診料負担が2023年4月からは18円になり、6円アップします。再診時も現在0円の負担が6円になり、6円アップする流れです。

一方、マイナ保険証の利用では現在の負担額から変更はありません。2023年4月からはマイナ保険証のほうが従来の保険証よりも初診で12円、再診で6円お得になる計算です。

マイナカードの申請から交付までは約1ヵ月かかります。そのため、医療機関での受診料負担増に備えたい方は、2月末までを目安に申請しておくと安心でしょう。

ちなみにマイナ保険証は就職や転職、引っ越しに関わらず使い続けることができ、マイナポータルというウェブサイトで特定検診や診療、薬剤情報や医療費などを見ることができ便利です。

2月末までに申請して受診料負担増に備えよう

マイナンバーカードの申し込み・取得でマイナポイントがもらえるのは2月末までの申請です。また、マイナンバーカードの申請から交付までは1ヵ月ほどかかるため、4月からの受診料負担増に備え、マイナ保険証を手にしたい場合は余裕を持った準備が必要となります。「マイナカードの申し込みをまだしていない」「マイナ保険証に興味がある」という方は、早めの手続きがおすすめです。

文・佐々木美紀

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