ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!
――日本テレビの篠原光アナウンサーが3月いっぱいで退社し、「eスポーツ」のキャスターに転身すると報じられました。これまで局アナが退社してフリーアナやタレント化することはありましたが、まさかeスポーツとはビックリですね。
城下 そうですね。篠原アナは2018年に入社で、『ZIP!』や『ヒルナンデス!』などに出演していました。ゲーム好きだそうで、同局で『ポケモンユナイト甲子園』の実況を担当したこともあり、4月以降はゲームの大会実況やイベントの進行役などを務めるようです。
いくらゲーム好きといっても、まだ28歳の若手アナが異業種への転職ですから業界では驚きの声もありますが、僕はそれほど驚きませんでした。というのも、10年ほど前から、地方局のベテランアナから「アナウンサーの応募者数が以前ほどではなくなった」と聞いたことがあったんです。かつては局アナといえば狭き門。華やかですし稼げる職業として人気でした。今は地方局に限らずキー局でも、男子も女子も、それほど魅力的な職業ではないようです。若手アナの早々の転職はその表れだと思います。若いうちでないとeスポーツキャスターは視聴者から共感が得られにくいでしょうし。
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