――時代の流れですね。

城下 十数年前から「テレビ業界は衰退産業だ」と言われていましたが、まさにその通りになっています。テレビがだんだん高齢者のものになってきて、若い人はテレビをあまり見なくなった。大企業もテレビでCMを流すよりも、ホームページを充実させたほうがよほど効果的だといわれています。それでもCMを流しているのは、「一応、CMもしている優良企業です」と示すという意味だけでしかなく、昔に比べたら出稿量はどんどん減ってきています。「テレビよりネット」という考え方がもう定着してしまった。

――だからテレビよりも勢いを感じる業界へ転職者したいということですね。

城下 そうですね。実力があるアナウンサー、若手のアナウンサーほど、将来性のある業界に魅力を感じるでしょう。お笑い芸人たちもYouTubeやSNSに活動の場を広げています。先々のことを考えれば、テレビ局から転職する実力組が増えていくでしょうね。

――この先、テレビはどうなっちゃうんでしょうね!