仲がいいからこその冗談であり、マリウスが円満退所となったことが改めてうかがえる場面だったが、一方で、ジャニーズ事務所では大半の退所者について名前が言及されず、映像でも編集などでカットされるような“退所者タブー”があり、これを菊池がイジったのだともいえる。
菊池といえば、今年頭には、ラジオ番組の中で元ジャニーズJr.の安井謙太郎の名前を連呼する場面もあった。2人は親友とも呼べる関係で、安井の在籍時はたびたび仲良しエピソードが語られていたが、安井は2019年3月に退所。それも、安井が所属していた7人組ユニット「Love-tune」のメンバー全員が退所し、2019年5月より「7ORDER」と名を改めて活動を続け、成功していることから、ジャニーズ内では“タブー”的存在の最たるものだと思われていた。
だが菊池は、Sexy Zoneとして出演した1月7日放送のラジオ番組『らじらー!新春SP Sexy Zone おっきいステージも立てたらいいな』(NHKラジオ第1)内で、HiHi Jets・高橋優斗が『らじらー!サタデー』のMCに2021年より戻ったことを聞くと、「じゃあもしかしたらあれだ。安井謙太郎も戻ってくる可能性あるんだ!」とフルネームで安井について言及。その後も安井の名前を出し、「どうかな、いま安井聞いてるかな?」などと呼びかけたり、最後の締めのあいさつでも、個々に自分の名前を名乗っていく場面で「安井謙太郎!」と叫び、佐藤に「いや、Sexy Zoneではないのよ! ファミリーだけどさ」とツッコまれていた。
これにはファンから喜びとともに驚きの声が上がったが、ここ最近、ジャニーズは退所者に触れるケースが増えている。2016年に退所した元ジャニーズJr.で、現在はINIのメンバーとして活躍している田島将吾が1月30日の『CDTV ライブ!ライブ!』2時間スペシャル(TBS系)でKAT-TUNと一緒になり、田島が憧れていたKAT-TUNの楽屋を訪れたことをのちにファンに報告すると、その後KAT-TUNの上田竜也も、自身の個人ブログで「元ジュニアの子が挨拶にきてくれて、嬉しい事を言ってくれた」と報告。INIや田島の名前こそ出してはいないが、他事務所で活躍している元ジャニーズJr.に言及するケースは珍しく、双方のファンの間で大きな反響を呼んだ。