安藤サクラ、“お茶の間俳優”としても「イケる」ことを証明
2人目は、バカリズムが脚本を手掛ける『ブラッシュアップライフ』で主演を務める安藤サクラ。名優・奥田瑛二を父に持ち、映画『万引き家族』(18年)で「第42回日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞を受賞するなど、その演技力の高さは折り紙付きだが、意外にも民放プライム帯連ドラ主演は今作が初となる。
その実力は広く知られているものの、華やかさが求められる“お茶の間俳優”としては地味な印象が否めず、放送前には注目度もそこまで高くなかった同ドラマ。
しかし、脚本の面白さや、安藤の演技の魅力が口コミで広がり、「TVer」のお気に入り数は103.3万人(今月15日時点)を記録。これは、現在放送中の連ドラではトップの数字で、さらに世帯平均視聴率においても、今クールのドラマでは唯一上昇傾向にある。
同時に、映画畑の安藤が「お茶の間俳優としてもイケる」ことが同作で証明されたことから、安藤の株が上がったといえるのではないだろうか。
3人目は、『星降る夜に』で新米産婦人科医を好演中のディーン・フジオカ。近年、ベンチャー企業の幹部や警察官僚、ホテルの総支配人などエリート役が続いていた彼だが、同作では初回から、階段でつまずき、手に持っていた患者の検尿を頭からかぶるなど、お茶目な役どころを演じている。