ここ数年、プロボクシングといえば、井上の世界戦、ロンドン五輪金メダリストでプロに転向した村田諒太とゲンナジー・ゴロフキンのビッグマッチなどは、放映権料が高騰してしまったこともあり、ことごとく地上波では放送されなかった。しかし、天心の今後の試合をめぐっては、各局が独占放映権の争奪戦を繰り広げることになりそうだという。

「もともと、帝拳には日本テレビが食い込んでいたが、一方で天心が出場した格闘技イベント『RIZIN』の試合を放送し、村田の世界戦も放送していたフジテレビも簡単には引かないだろう。また、TBSもかつて亀田兄弟を売り出し、天心が出場していた格闘技イベント『RISE』の試合映像を深夜帯ながら放送。テレビ朝日は新日本プロレスを放送中なのでさすがにボクシングはやらないだろうから、日テレ、フジ、TBSの三つ巴での放映権争奪戦が繰り広げられそうだ」(ボクシング業界関係者)

 どの局が勝者になるかが注目される。