所属する帝拳ジム・本田明彦会長は「戦うためのすべてが備わっている。1年以内に日本タイトルに挑戦させたい」と話したとのことで、4月がプロデビュー戦となる見込み。プロテストはスーパーフェザー級のギリギリとなる58キロで受験した天心だが、狙う階級はバンタム級(53.52キロ以下)かスーパーバンタム級(55.34キロ以下)だという。
「スーパーバンタム級は、バンタム級で4団体統一を果たした井上尚弥が階級アップで転向を表明したばかり。最短で世界王者を狙うのであれば、バンタム級がベストなのでは。とはいえ、井上とはジムが違うので、天心と井上が世界戦を戦えば話題性と注目度はとんでもないことになりそうだ」(スポーツ紙のボクシング担当記者)
プロテストにもかかわらず、その注目度は高く、約100人の報道陣が集まり、キック時代の天心には見向きもしなかった民放各局のニュース番組までもがスポーツコーナーで天心の合格を取り上げた。
「ほかの競技から転身したボクサーのプロテストがここまで話題になったのはかなり異例。昨年6月、東京ドームで行われた武尊戦に勝ち、無敗を守ったおかげでここまで注目を浴びたが、今回の日本ランク1位を相手取ったスパーリングも、将来性を大いに期待させる戦いぶりだった」(同)
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