これまでにも『Nのために』や『最愛』など、ラブストーリーとサスペンスが入り混ざる上質なドラマを生み出してきたTBS金曜ドラマ枠。井上真央主演の『100万回 言えばよかった』もまた、目の肥えた視聴者たちの心をガッチリと掴んでいる印象だ。そんな『100よか』の第4話(2月3日放送)は、ラブストーリーとしてもサスペンスとしてもターニングポイントとなった回だった。

 主人公・相馬悠依(井上真央)が、運命の相手だと思っていた恋人・鳥野直木(佐藤健)を突然失い、そこに幽霊となった直木を見ることができるという刑事・魚住譲(松山ケンイチ)が現れ、3人で直木の失踪の理由を追っていく本作。