●6-3.ファミリー向けマンションの価格まとめ

外苑前の再開発計画が明らかに!大規模開発で、その価値はどう変わるか?の画像23

 このように堅調に推移している外苑前駅の住宅価格ですが、さらにいくつかのマンションサイトを参考に、一般的なファミリー向けマンションの価格を調べてみました。

 一旦、ざっくり知るために築年数や最寄り駅までの距離は考慮外としています。

 まず、大手仲介サイトであるホームズでは、直近3カ月間に募集を開始された物件を基に平均価格を出しており、70平方メートル前後の中古マンションの平均価格は8,321万円(393万円/坪)でした。

 次に、新築マンションの相場に強い、マンションエンジンでは、平均価格24,080万円(887万円/坪)でした。

 他にも、国土交通省の売買データを基に価格や相場を教えてくれるウチノカチでは、平均価格10,529万円(542万円/坪)でした。

 最後に、最近、増えている港区中古マンション相場では平均価格7,950万円(501万円/坪)でした。ちなみに、どの相場も2022年12月時点の数字です。

 さらに、マンションエンジンの新築価格とその他3つのサイトの平均価格(8,933万円)を単純に比較すると、中古マンションと新築では、約170%もの乖離があります。

 そのため、将来の家族構成や職場の変化などマンションの再販を踏まえ、個人的にねらい目だと思う、築10年程度の中古マンションを賢く購入する方が万が一のことを考えて、安心だと思います。

外苑前の再開発計画が明らかに!大規模開発で、その価値はどう変わるか?の画像24

 ここからは不動産を購入するうえで欠かせない、地盤や災害の影響について解説していきます。

 外苑前駅周辺はどのエリアが影響を受けやすいのか、そもそも災害の危険度が高いエリアなのかを見ていきます。

 航空地図を見てみると、南側・西側は小さな建物が多く、災害時に緊急車両が通れるのか、気になります。