ーー今作は、1985年から11年まで日本テレビ系列のワイドショーなどで放送されていた、ヨネスケさんの人気コーナー『突撃! 隣の晩ごはん』が“元ネタ”になっています。2001年生まれの服部さんは、このコーナーのことはご存知でしたか?
 
服部有菜(以下、服部):実は、出演が決まってから初めて観させていただきました(笑)。あんなふうに、突然ご自宅にお邪魔する番組って今では考えられないし、すごいですよね。ヨネスケさんがすごく愛らしいキャラクターをされているから成立するんだろうと思うのですが、私もいつか、あんなロケ番組をやってみたいなと思っちゃいました。

 あと、家族が喜んでくれて。ヨネスケさんとの共演が決まって、しかも『隣の晩ごはん』がベース(?)になっている映画だよって伝えたら、「あのヨネスケさんの!?」って驚きつつ、すごく喜んでくれました(笑)。

ーー本作には、“晩ごはん”ではなく、“UFO”や“宇宙人”が登場します。服部さんも、UFO事件を調査する(※架空の)民間組織「URL」の一員を演じられていますが、オカルトにご興味は……?

服部:実は、オカルトは苦手なんです(笑)。子どものころは、怖いもの見たさでそういうジャンルのテレビを観たりすることもあったんですけど、歳を重ねて知識を得ていくうちに、UFOや宇宙人って、得体のしれないすごく怖い存在なんだと思い始めて……。この映画でも、UFOが女の子を連れ去るシーンがポイントのひとつなんですが、本当にありそうでゾッとしますよね……! あと、「キャトルミューティレーション」とかその分野の専門用語が多くて、セリフを覚えるのに必死でした(笑)。

 あ、でも私、UFOに関してはすこしふしぎな思い出があって。