テレビ東京の『あちこちオードリー』の1月11日放送を見てギョッとした。飛ぶ鳥を落とす勢いがある『M-1グランプリ2020』チャンピオンで、スケジュールが入りすぎて休みのないマヂカルラブリー。『M-1グランプリ2021』決勝進出からとんでもない人気者になっただけではなく、同業者からの評価も高いランジャタイ。そして、いまだ圧倒的な人気を誇るオードリーの番組で、プロデューサーが佐久間宣行さんだからといっても、ここまで攻めるマニアックなトーク内容に脱帽した。

 ゲストのマヂカルラブリーとランジャタイが売れていない頃の話をするのだが、紹介の仕方が元地下芸人の2組という見せ方だった。確かに、現在はもう影も形も残っていないアングラライブに当時2組出ており、私はそれを観ていたこともあった。

 地下芸人は地下ライブに出演しており、野田クリスタルが語る地下ライブの定義としては「知らない奴が主催していて大量のチケットノルマを取るやつ」「4500円ぐらい払ってネタやって滑る」。確かに5000円、時には1万円ぐらいを支払って3分のネタをやりに行くという印象は私にもある。そして、作家さんにダメ出しをもらうが、直し方が結局わからない。