1920年代当時英国植民地下にあったインドを舞台とした壮大な奪還、脱出、救出劇であり、そこに深く絡んで行く2人の男の努力友情勝利のお話。

 あらすじを強引に3行で纏めるとこんな感じであるが努力も友情も勝利もその3原則に纏わる全ての描写が途轍もないテンションで襲い掛かってくる嵐の様な3時間を経て辿り着く境地がナートゥなんですよいやこれマジで。

 バディムービーでもありロミオとジュリエット的な意匠もありこの際BLとして観て貰っても良いのだ。どんなきっかけでも良い。どう言った道程を経たとて辿り着く先は味わった事のない快楽即ちナートゥなのだから。

 監督はS・S・ラージャマウリ(本名コドゥリ・スリサイラ・スリ・ラージャマウリ)。前作『バーフバリ』が衝撃をもって迎えられてから早7年。王を称え続けて来た同志よ、我等は報われたのだ。