そして今回の動画のように、バカッターの人たちが投稿する動画は見た人を不快にさせてしまうものが多く、僕からすれば面白さ的には論外である。例えば芸人のネタでも見た人を不快にさせてしまう場合がある。それと同じだと思う人がいるかもしれないが、決して同じではない。芸人のネタに対する不快感は好き嫌いの延長上にあるもので「好み」の問題だ。しかしバカッターのそれは道徳的不快感であり、好みの問題では無いのだ。誰もが嫌な気持ちになるものは絶対に「面白くない」と言い切れる。

 バカッターには中高大学生や社会人でも若い人たちが多い印象だが、若いからといって見誤るものでは無いし、大半の若者は善悪の判断はつく。若いは何の言い訳にもならない。

 今回の動画のように「自分の寿司を他人の寿司のように見せかける」というのはとてもネタ的で、防衛策としてはすごく優秀に見えるのだが、どれだけ策を講じても結果的に人を不快にさせるものは作品としては駄作だ。さらに今回のように「はま寿司」さんに迷惑をかけてしまっているのはもってのほか。