「第2話に関しては、永瀬が演じる音の出番がかなり多くなっている。視聴者は、広瀬と永瀬の“W主演”だと勘違いするほどです。というのもTBSは、今後も永瀬のシーンを多くしていき、話題を作っていこうと考えているようです。広瀬のキャラが、あまり視聴者に刺さっていないことを考えると、永瀬がドラマを引っ張っていく展開のほうが視聴率の向上が見込めるから。キンプリの脱退騒動で永瀬が注目されていることも含め、音の“主人公化”が進んでいるようです」(同上)

 広瀬と永瀬という、話題の俳優を集めたキャスティングが売りだった『夕暮れに、手をつなぐ』。脚本の北川氏もかつては高視聴率ドラマを連発していたが、同作のどこか古臭いストーリー展開は視聴者を引き付ける魅力を放ってはいないようだ。

「今クールのドラマでは、同局の『100万回 言えばよかった』や、『星降る夜に』(テレビ朝日系)など、凝った設定の恋愛ドラマが多い。その中で、『夕暮れに、手をつなぐ』は、婚約者に裏切られた空豆と音が偶然一緒の家に住み愛を育むというもの。互いを意識しながらも、恋敵が出てくる……というベタな展開です。正直、続きが気になるような内容ではなく、一昔前の恋愛ドラマといった雰囲気。第2話で視聴率が急落したのも納得です」(スポーツ紙記者)

 そんな中、起死回生を狙ってやはり永瀬を主軸にしていく話が出始めているという。