物価に対する実感では、現在の物価に対する実感を1年前と比較した場合、「かなり上がった」は21年3月に5.2%だったのが、22年12月には52.7%と10倍以上に増加した。「かなり上がった」と「すこし上がった」を足した「物価が上がった」と感じている割合は、21年3月の49.1%から22年12月には94.3%に増加しており、ほとんどの人が物価の上昇を実感している。
景況感と同様に1年後を予想した物価の実感では、23年12月は「かなり上がる」が32.5%、「すこし上がる」が52.5%で両者を合わせた「物価が上がる」との見方は85.0%と、23年には物価上昇は徐々におさまると予想している。
ただ、景況感と同様に、1年前に予想した1年後の予想と実際の1年後のアンケート調査結果では、例えば21年12月の1年後(22年12月)の予想で「かなり上がる」は13.4%だったのに対して、実際の22年12月の調査結果では52.7%だったように、こちらも多分に希望的観測となっているようだ。(表3)
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