1年後(23年12月)を予想した景況感DIでは-37.1まで改善するとの予想になっている。しかし、例えば21年12月調査で1年後(22年12月)の予想では5.0に改善するとの予想だったが、実際の22年12月調査の景況感DIは-61.8となった。1年前に予想した1年後の予想と実際の1年後のアンケート調査結果では大きな乖離があり、景況感は多分に希望的観測が入っているようだ。(表1)
現在の暮らし向きを1年前と比較し、「ゆとりが出てきた」から「ゆとりがなくなってきた」を差し引いた暮らし向きDIでは、21年9月の-29.5から5調査連続で悪化し、22年12月は-49.3となった。物価上昇が本格化した22年に入ってから悪化度合いが強まっている。(表2)
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