3月10日の授賞式で各部門の最優秀賞が発表される『第46回日本アカデミー賞』の優秀賞が23日、発表された。
妻夫木聡が主演した『ある男』が優秀賞の最多受賞で、12部門で13の優秀賞を受賞。大泉洋主演の『月の満ち欠け』が10部門11賞、そして吉岡里帆主演の『ハケンアニメ!』が10部門10賞と続いている。
「直木賞作家・辻村深月の小説を映画化した『ハケンアニメ!』は、アニメ業界で奮闘する人々の姿を描くお仕事ドラマで、『シン・ウルトラマン』などの話題作にかすんでしまい、300館以上の上映規模の作品におけるヒットの基準と言われる興行収入10億円には大きく届かなかったが、アニメ業界のお仕事ものとして評価は高かった。続々と発表されている他の映画賞の各賞にはノミネートされなかったが、日本アカデミー賞では優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、優秀主演賞など10部門で受賞という結果に」(映画業界関係者)