何気なく目に留まるからこそ、爪のケアは女性にとって大切なものです。サロンに通えば爪の切り方も気にしなくて済みますが、お金もかかるし毎月通える人ばかりではありません。そこで今回は、指先が綺麗に見えて巻き爪の方にもオススメなきれいな爪の形(スクエアカット・スクエアオフ)を現役ネイリストがご紹介します!
海外では主流!巻き爪の方にもオススメな切り方・爪の形
【爪の切り方・爪の形】1.スクエアカット
見た目も綺麗で巻き爪予防になる、正しい爪の切り方をご存知ですか?形としては、爪の両端を丸くしないで直線的に切るのが正しい切り方です。これを「スクエアカット」といいます。四角い形をしていますね。
爪の両端は深く丸く切るのが普通と思い込んでいる人は多く、あまり知られていませんが、じつは巻き爪の原因になりやすい切り方なんです!またスクエアカットは形の効果で爪の面積が広くなるので指先が長く綺麗に見えます。ネイルやマニキュアも格段に塗りやすくなりますよ。
【爪の切り方・爪の形】2.スクエアオフ
スクエアカットはおすすめなのですが、どうしても角の部分が服に引っかかったり欠けやすくなりがちです。そこで、スクエアカットにした後で、両角を軽く落として「スクエアオフ」という形にするのがベストと言えるでしょう。
角を丸くカーブ状にすることで、女性的で柔らかな印象の手元になります。スクエアカットのメリットをそのままに、より綺麗な状態に整える切り方がスクエアオフです。
POINT
爪の強度を上げる
スクエアカットやスクエアオフがおすすめなのは、これらの切り方をすると爪の強度が上がって割れにくくなるから。健康的で綺麗な爪を育てることができますよ!
正しい・きれいな形の爪の切り方のために必要な道具
正しい・きれいな形の爪の切り方のために必要な道具①爪切り
正しい・きれいな爪の切り方をするためには、道具の選び方がとても重要だということを知っていましたか?道具を間違うと、爪に負担を与えてしまうこともあります。慎重に選ぶようにしましょう!
もっとも爪に影響するアイテムと言えば「爪切り」です。爪切りにはいくつか種類があります。それぞれメリットとデメリットがあるので、自分の爪に合ったものを使いましょう。
グリップ型(クリッパー型)爪切り
安価で手に入れやすい
爪が割れやすい(刃がカーブしているものは特にNG)
爪が薄い人には向かない
ニッパー型爪切り
少ない力で綺麗に爪が切れる
切れ味が良く、硬い爪も切りやすい
慣れるまで扱いにくい
高価なものが多い
ハサミ型爪切り
爪への負担が軽い
薄い爪や柔らかい爪向き
慣れるまで扱いにくい
赤ちゃん用として売られているものが多い
スクエアカットやスクエアオフにするためには、爪の形をまっすぐ切る必要があります。爪切りはグリップ型が一般的によく売られていますが、刃が直線型になっているものを選んでください。カーブ型の刃になっているものはおすすめしません。また、爪への負担を軽くしたいならニッパー型やハサミ型のほうがいいでしょう。
正しい・きれいな形の爪の切り方のために必要な道具②エメリーボード
エメリーボードは、爪切りで切った爪の断面をやすって綺麗に整えるための道具です。目の粗さには種類がありますが、自爪をやするならなるべく目の細かいエメリーボードが理想です。
エメリーボードは切った爪の断面をやするだけでなく、爪の形や長さを整えるときにも使用します。時間はかかりますが爪切りで切るよりも爪に負担がかかりにくく、プロのネイリストもこの方法で爪の形と長さをきれいに整えます。ドラッグストアで簡単に購入できるので、ぜひ手に入れておきましょう!
POINT
ネイルファイルとの違い
エメリーボードはネイルファイルの一種です。ネイルファイルの中でも、紙製で厚みが薄く余分な力が爪にかかりにくいので、自爪を整えるのに向いているのがエメリーボードです。
爪の形を綺麗なスクエアカット・スクエアオフに整えるための切り方
【形の綺麗な爪の切り方①】長さをカット
正しい・きれいな爪の切り方をご紹介します!爪切りを使う場合に絶対やってはいけないのが、爪全体を一度に挟んで切ろうとすること。爪に負担がかかって傷むのでNGです。少しずつ刃を横にずらしながら切るように心がけてください。できれば爪切りではなくエメリーボードで丁寧にやすっていくのが一番理想的です。
爪の長さはお好みでかまいません。この時点では長さをカットするだけでいいので、角は落とさずにまっすぐ直線の状態に切ってください。スクエアカットの状態が出来上がります。
【形の綺麗な爪の切り方②】エメリーボードで整える
スクエアカットで残した角をエメリーボードでやすって落とすと、綺麗なスクエアオフの形になります。角を落とし過ぎると爪の強度が弱くなるので、軽くやすって落とす程度でOKです。また、エメリーボードは必ず一定方向に動かしましょう。往復させると爪に負担がかかってしまいます。
角が取れたら、爪切りで切った断面もなめらかな状態になるようにやすっておきましょう。爪切りで切ったままだと引っかかりやすく、そこから爪が割れる原因にもなります。一本一本、きれいな形になるよう丁寧に仕上げていきましょう!
切り方だけじゃない!形の綺麗な爪をキープするには?
爪を切るタイミング
爪を切るベストなタイミングは「お風呂上り」です。お風呂に入って柔らかくなった状態で爪を切るのが、爪にかかる負担がもっとも少ない切り方だからです。逆に、爪を切るタイミングとして適しないのは、爪が乾燥して硬くなっているとき。力を入れて切ると爪にヒビが入りやすいので避けましょう。
自分の爪の特徴を把握する
爪の特徴は人によって様々です。もともと爪が薄く柔らかい人もいれば、厚くて硬い人もいます。爪の強度だけではなく、大きさや形にも個人差があります。普段から自分の爪の状態をよく観察し、爪に合った道具選びやケアができるようにしたいですね。
最近は自爪のケアに特化したネイルサロンもあるので、自分の爪の特徴がよく分からないという人は一度プロに見てもらうのも良いでしょう。おすすめのサロンを下記に掲載するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!