◆オレオではなかった!正体は、桜柄のあのクッキー

クッキーの表面に桜のデザインを発見しました
クッキーの表面に桜のデザインを発見しました
 ココアクッキーの表面のデザインを見てみると、“桜”の模様が確認できました。ナビスコのオレオは4つの花びらがトレードマークのはずで、桜ではありません。

 そうです、桜と言えばヤマザキの「ノアール」なのです! ヤマザキ製パンの子会社であるヤマザキ・ナビスコ(現ヤマザキビスケット)は2016年8月までオレオの製造を請け負っていたものの、ライセンス終了に伴い、オレオに似たココアクッキーを「ノアール」として発売しています。このノアールがスタバのパウンドケーキに使われていたのです。

 ノアールは、「人とのつながりに寄り添うビスケット」をコンセプトに、厳選したブラックココアパウダーを使用してココアの風味やビター感にこだわったブランド。クッキーの表面にデザインされている桜は、日本を象徴するモチーフであり、国内製造という品質へのこだわりを表現するために採用されたそうです。

 食べたときの違いは明確で、オレオに比べてクッキー生地は柔らかく、ずっしり固めのオレオよりもサクサク食感や口どけの良さが特徴になっています。また甘さはオレオの方が強く、ノアールはビターで軽やかな味わい。

 今回のパウンドケーキのように、主役級のトッピングとして使うことを考えた場合、個性の強いオレオよりもノアールの方がシンプルなバニラケーキにマッチすると判断する人は少なくないでしょう。私は実際に食べてみて、その見事な融合感に感動してしまいました。