新人俳優賞の顔ぶれにも変化があった。正賞15部門とは異なり、最優秀を選出しないこの部門では、今年は男性4名・女性4名が受賞したが、男性4名のうち、『サバカン SABAKAN』の番家一路をのぞく3名がジャニーズ事務所所属だったのだ。

「例年に比べてジャニーズ勢の受賞が多く、正賞では嵐の二宮和也が優秀主演男優賞、Snow Manの目黒蓮が優秀助演男優賞となっているが、新人俳優賞は、目黒蓮に加え、Hey! Say! JUMPの有岡大貴、SixTONESの松村北斗が受賞。日本アカデミー賞はコロナ禍でも毎年授賞式を開催していたが、今年はコロナ禍となって初めて約1000人の観客をフルキャパシティーで動員して開催。授賞式の観覧チケットは4万1000円と高額だが、ジャニーズの受賞が多ければ、ファンの大量購入が見込めると踏んだのでは」(同)

 映画ファンにとってはかなり残念な授賞式になりそうだ。