フランキンセンス(乳香)の香りには、気持ちを落ち着かせる効果があります。リラックス状態になることで、不眠予防や安眠にも効果が期待できるでしょう。アロマオイルを香水として使うこともできるので、生活に取り入れてその効果を実感してください。
フランキンセンス(乳香)とは?
フランキンセンス(乳香)とは樹脂のこと
フランキンセンス(乳香)は、ボスウェリア属の樹木からとれる樹脂からできています。フランキンセンスの木は2~7mと小さめの木で、薄紅色や白の花が咲く植物です。乳香となる樹脂は樹木が傷つくと出てきて、空気に触れると固形へと変化します。
これを、2週間ほどかけて乳白色の塊にしてから採取したのがフランキンセンス(乳香)なのです。漢方薬として扱われることもあり、リラックス効果を狙ってガムのように噛む地域もあるのです。主にソマリア、エチオピア、イラン、レバノンで生産されています。
フランキンセンス(乳香)は古くから神聖な香りとして、儀式にも使用されていました。エジプトでは紀元前4,000年くらいから使われていたのだとか。清めの力があると信じられていたからこそ、大切な儀式にも取り入れられたのでしょう。イエスキリストが生まれた時の贈り物にも入っていて、聖書にもたびたび登場します。
香水にもなるフランキンセンス(乳香)はスパイシーな香りが特徴
フランキンセンス(乳香)は水蒸気蒸留によって精油にされ、香料や香水に使用されることもあります。甘みのあるスパイシーな特有の香りを持っており、スッキリとした感覚が残ります。そのため、ヨガや瞑想などをおこなう時やスピリチュアルに関するシーンにも適している香りです。
禅や瞑想というと、宗教的なものを感じて敷居が高いと感じる方もいるでしょう。マインドフルネスは難しい宗教的なものではなく、今の環境や自分自身にフォーカスするという考えで行います。GoogleやIntelのような大企業でも取り入れられているのだとか。
座った状態や立った状態で、呼吸法を意識するだけでもできるのでちょっとした空き時間にチャレンジしてみてください。
フランキンセンスの効果3選|乳香の美容への効能
【フランキンセンスの美容効果・効能1】美しい髪を育てる
フランキンセンス(乳香)は美しい髪を目指す方にもおすすめのアロマオイルです。精油を指先につけて、頭皮をマッサージするようにケアすると血行促進の効果も期待できるでしょう。頭皮のケアは、フェイスケアやボディケアと比べると重要視していない方も多いと思います。
しかし、当然ですが頭皮は顔の肌ともつながっているので、頭皮をケアすることはフェイスケアにも通ずるものがあるのです。顔のケアと髪のケアを別々に考えるのではなく、美容のケアとして考えていきましょう。頭皮も紫外線や乾燥で日々ダメージを受けているので、優しくケアしてあげてください。
美しい髪を目指すためにはシャンプー選びにもポイントがあります。ジュレームは手ごろな値段でありながら美容師もおすすめするシャンプーです。フランキンセンス(乳香)と合わせて使って、美しい髪を目指していきましょう。
【フランキンセンスの美容効果・効能2】収れん作用・炎症防止作用
収れん作用とは、肌をキュッと引き締める効果・効能です。そのため、肌のたるみやシワに悩んでいる方にとって嬉しい効果を発揮するでしょう。毛穴が目立っているのが気になるという場合も、収れん作用を活用することで改善が期待できます。
毛穴が引き締まるので、皮脂の分泌量を減らして化粧崩れやテカリを予防できるというメリットもあります。フランキンセンス(乳香)には肌の再生を促す効果・効能があるので、傷ついた肌を回復させたり、炎症を抑えたいときにもおすすめです。ニキビ跡の改善にも役立つでしょう。
また、ニキビができた場所からニキビ占いをすることもできます。
【フランキンセンスの美容効果・効能3】アンチエイジング
基本的に生き物は年齢と重ねるにつれて老化していきます。肌の張りがなくなってきたり、体力が落ちてくるのも老化が影響していることが多いです。そんな老化を遅らせる。回復させることをアンチエイジングと呼びます。日本語では抗老化と表現できるでしょう。
美容に関心のある方にとって、アンチエイジング効果は嬉しい効能になると思います。肌は年齢とともにコラーゲンやエラスチンが減少して乾燥しやすくなります。それだけではなく、紫外線や酸化、乾燥によって日々ダメージを受けているのです。ダメージを受けた肌は老化が進み、弾力やハリが失われていきます。
弾力やハリを失った肌は、しわやたるみができて見た目年齢も高くなってしまいます。健康的な生活にフランキンセンス(乳香)を合わせて使うことで、アンチエイジング効果を狙いましょう。美肌に欠かせないコラーゲンはマシュマロにも豊富に含まれています。
フランキンセンスの効果3選|乳香の精神面への効能
【フランキンセンスの精神面への効果・効能1】不安や緊張を緩和する
フランキンセンス(乳香)には不安や緊張を緩和するという効果・効能が期待できます。気持ちを落ち着かせてくれるので、不安感が強く感じる方や緊張しやすい方におすすめです。不安や緊張を抱えたままでいると心が休まる時間が無くなってしまいます。不安が不安を呼び、負のスパイラルに飲まれてしまうかもしれません。
明るい気持ちにはなれなくても、不安や緊張が和らげば気持ちが楽になります。ちょっとしたお守りとしてフランキンセンス(乳香)を使ってみてはいかがでしょうか?ストレス社会とも言われるような時代なので、仕事や人間関係で疲れを感じることもあると思います。
ストレスを全く感じない環境を作るのは難しいので、自分で上手にコントロールする方法を見つけなければなりません。フランキンセンス(乳香)の使い方は簡単なので、ぜひ生活に取り入れてみてください。
【フランキンセンスの精神面への効果・効能2】リラックス効果
昔から儀式やスピリチュアル的な場でも使われてきたフランキンセンス(乳香)には、気持ちをリラックスさせる効果・効能が期待できます。呼吸をゆっくりとできるようになるので、深呼吸をするようにリラックスできるのでしょう。
高ぶった気持ちが落ち着くので、興奮状態を鎮めたり落ち着いた気持ちを取り戻したいときに使用してみてください。精神的に不安定になっている方や、パニックを起こす方にもおすすめのアロマオイルです。普段使うハンカチなどに香りをつけてお守りのように持ち歩いてみてください。
心身を休ませて疲れをとる寝室では、インテリアもポイントとなります。落ち着いてリラックスできるようなインテリアを作り、フランキンセンス(乳香)と組み合わせて下さい。
【フランキンセンスの精神面への効果・効能3】集中力アップ
昔から瞑想や儀式にも使われてきたフランキンセンス(乳香)は、気持ちを落ち着かせて集中力アップの効果・効能を発揮します。精神を集中させて物事に取り組みたいときは、フランキンセンス(乳香)の香りを使ってみてはいかがでしょうか?
また、勉強に集中できなかったり、やる気が出ない原因は損環境にあるのかもしれません。勉強をしているのに、周りに漫画やスマホが置いてありませんか?遊びたい誘惑となるものは極力遠ざけ、勉強に集中できる空間を作るのがポイントです。他にも室温や照明を工夫することで集中力をアップさせることができます。
勉強部屋のレイアウトの一部としてフランキンセンス(乳香)を取り入れて、集中できる空間を作ってみてください。
フランキンセンスの効果3選|乳香の健康への効能
【フランキンセンスの健康効果・効能1】安眠効果・不眠対策
睡眠は体と心の健康のためには欠かせません。睡眠をとることで疲れを癒し、ストレスを緩和することができます。肌のターンオーバーも活発になるので、不眠は肌荒れの原因にもなるのです。眠れないこと自体が不安になって不眠症になる可能性も否定できません。不眠の原因はストレスや不安、緊張などさまざまです。
それぞれにあった対処法を探す必要がありますが、基本的に副交感神経が優位になっているとリラックスして眠れると言われています。そこでリラックスの手助けをしてくれるのがフランキンセンス(乳香)です。アロマオイルなどで香りを嗅ぐことで脳の視床下部が刺激され、自律神経のバランスを整えることができるのです。
自律神経のバランスが悪いままだと不眠になってしまいますし、眠りについても質の良い睡眠はとれません。睡眠の質が悪いと朝起きられなかったり、すっきりとしないこともあります。不眠予防にもフランキンセンス(乳香)はピッタリのアロマオイルなのです。
【フランキンセンスの健康効果・効能2】風邪予防
フランキンセンス(乳香)には免疫力を高める効果・効能があるので、風邪予防におすすめです。抗菌作用もあるので、定期的に使うことでよりその効果を実感できるでしょう。マスクに少量のフランキンセンス(乳香)を付けると、香りでリラックス効果も同時に得られます。
【フランキンセンスの健康効果・効能3】鼻づまり
粘膜や気管支にもフランキンセンス(乳香)は効果を発揮します。鼻づまりで息苦しいときはフランキンセンス(乳香)の香りを使うことで、症状を和らげることができるでしょう。胸部の緊張を解き呼吸がゆっくりと落ち着いてくるので、のどの調子が悪い方にもおすすめです。