肌荒れに悩むこの季節に、カレンデュラというハーブを使ったクリームやオイルを使ってみませんか?肌が喜ぶ栄養素たっぷりのカレンデュラを使った、カレンデュラオイルやカレンデュラクリームの作り方、キンセンカ茶の作り方をご紹介します。乾燥やあかぎれでお困りの方は是非!カレンデュラで美肌を手に入れましょう!
カレンデュラの意味や別名は?
カレンデュラ・Calendulaの意味はラテン語のカレンダエが語源
カレンデュラ・Calendulaは、ラテン語のカレンダエ・kalendaeが語源となっていて、「月の最初の日」「1か月」という意味があります。このカレンダエという言葉はカレンダーの語源になっているといわれています。
カレンデュラはキク科の植物で、種類が豊富です。花びらの数が違ったり、中心が黒いものなど様々です。黄色やオレンジといった暖色の可愛らしい花を咲かせ、開花期間がとても長く、扱いやすい花です。カレンデュラには、暗く寒い冬の空の下でも、元気なお日様のように咲き誇る「冬知らず」という種類もあるんですよ!
カレンデュラの別名はポットマリーゴールド!日本ではキンセンカ!
カレンデュラの別名は、日本名ではキンセンカ、英語名ではポットマリーゴールドといいます。日本名のキンセンカは、キンセンカの花の形が金色の盞のような形をしていることから金盞花と書きます。
英語名のポットマリーゴールドのポットというのは「食べられる」という意味があります。よく花壇やプランターで見かけるオレンジ色のポンポンとした丸い花はマリーゴールドで、観賞用です。ハーブとしては使用できないので注意しましょう!
カレンデュラを購入するとき、ハーブとして使いたい場合は必ずofficenalis(オフィキナリス)という札が付いているものを選んでください。officenalis(オフィキナリス)とはラテン語で「薬用の」という意味です。肌につけたり飲用したりする場合は、必ず「薬用の」ものを選びましょう!
カレンデュラオイルの作り方は?
カレンデュラオイルの作り方|ドライハーブを用意する
カレンデュラオイル用意するもの
カレンデュラのドライハーブ 5g
キャリアオイル 100ml
漬け込み用のガラスの密閉容器 1個
保存用のガラス容器 1個
コーヒーフィルター 1枚
ラベル 1枚
「カレンデュラのドライハーブ」とは、カレンデュラの花びらを乾燥させたものです。ここでご紹介しているような火を使わず、キャリアオイルに漬け込んで有効成分を抽出する作り方の場合はドライハーブを使います。カレンデュラのドライハーブはインターネットや通販で購入可能です。
「キャリアオイル」とは植物油で、アロマオイルを作るときの希釈用として使われます。種類が多いので、自分にあった好きなオイルを見つけましょう。カレンデュラは酸化しやすいので、抗酸化作用があるキャリアオイルを選ぶとよいでしょう。肌なじみが良いスイートアーモンドオイルなどがおすすめです。
カレンデュラオイルの作り方|手順
カレンデュラオイルの作り方
密閉容器にドライハーブを入れキャリアオイルを注ぐ
密閉容器の蓋をしっかりしてから、軽く振ってなじませる
日当たりの良い窓辺などに2週間くらい置く
コーヒーフィルターでオイルを濾す
キャリアオイルは、カレンデュラのドライハーブがしっかり隠れるくらい注いでください。容器一杯にオイルを満たすように作ると酸化を防げます。また、1日1回は容器を軽く振って、全体をなじませてください。カレンデュラのオレンジ色の色素がキャリアオイルに移り、きれいな黄金オイルが出来上がりますよ!
カレンデュラオイルの効果|肌トラブルに効く
カレンデュラオイルは肌トラブルに効くビタミンが豊富に含まれています。例えばカレンデュラの花の色素にふくまれているβカロテンは、体内でビタミンAに変わり、透明感と張りのある若々しいお肌に導いてくれます。カレンデュラオイルでマッサージすることで、有効成分が血流に乗ってお肌の内側まで浸透しますよ!
カレンデュラオイルをバスタイムに使うのも効果的です。お風呂に数滴入れてバスオイルとして使ってみましょう。シャンプーやボディーソープに数滴いれてみるのもいいですね。お風呂では、体の血の巡りが良くなっているので、カレンデュラオイルの効果が体に浸透しやすくなります。
カレンデュラオイルの注意点|酸化と保管場所に注意
カレンデュラオイルは酸化しやすいので注意が必要です。酸化したものをお肌につけるのはなるべく避けたいですよね。カレンデュラオイルは2~3か月を目安に使い切るようにしましょう。また、保管場所にも注意が必要です。直射日光や高温多湿な場所は避け、冷暗所に保管するようにしてください。
カレンデュラクリームの作り方は?
カレンデュラクリームの作り方|蜜蝋を用意する
カレンデュラクリーム用意するもの
カレンデュラオイル 20ml
蜜蝋 4g
クリーム容器
「蜜蝋」とは、働きバチが巣を作るときに腹部から分泌されるものです。私たちの肌にも存在しているワックスエルテルという成分が主成分なので、とても肌なじみが良いクリームが出来上がります。蜜蝋のビーズワックスとして販売されているものが使いやすく、おすすめです!
カレンデュラクリームの作り方|手順
カレンデュラクリームの作り方
鍋に熱湯を用意する
耐熱容器にカレンデュラオイルと蜜蝋を入れる
湯銭しながらカレンデュラオイルと蜜蝋がなめらかになるまで混ぜる
クリーム容器に移す
耐熱容器は、固まった蜜蝋が付きやすいので、クリーム作り専用のものを用意するといいでしょう。作り方の注意点として、カレンデュラオイルと蜜蝋は、なめらかなクリーム状になるまでしっかり混ぜるようにしましょう。カレンデュラオイルと蜜蝋がよくなじんでいないとザラついた仕上がりになってしまうので注意が必要です。
カレンデュラクリームの効果|カレンデュラクリームは保湿力が最強
カレンデュラクリームは、カレンデュラオイルと同じように肌を健やかに保つ効果が期待できます。ここでご紹介したカレンデュラクリームは、保湿成分が非常に高い蜜蝋を使っているので、更に上をいく保湿効果を得られます。冬場の乾燥やあかぎれなどにお悩みの方は是非お試しください!
カレンデュラクリームの注意点|キク科アレルギーか確かめる
カレンデュラはキク科の植物なので、キク科アレルギーがある方はご注意ください。心配な方はまずパッチテストを行い、赤みや痒みがでないか確認してから使うようにしましょう。また、カレンデュラクリームも酸化しやすいので、作り過ぎには注意しましょう。1か月を目安に使い切ってください。