自転車乗車中の死亡者数は、12年の554人から21年には359人にまで減少してきているものの、それでも300人以上が自転車事故で死亡している。(表3)
警察庁によると、17年から21年の5年間で自転車乗車中に死亡した2145人の人身損傷部位(致命傷の部位)のうち、東部は1237人と全体の58%にのぼり、もっとも多い。
一方で、17年から21年の5年間で自転車乗用中の乗車用ヘルメット非着用時の死傷者に占める死者の割合(致死率)は0.59%と、ヘルメット着用時の0.26%の約2.2倍になっており、頭部損傷が重大な事故につながりやすいことが確認されている。(表4)