警察庁によると、自転車に関連する交通事故は12年の13万2051件から10年間で21年には6万9694件まで6万2357件(47.2%)も減少している。だが、交通事故全体に占める自転車関連の事故が占める割合は、12年の19.9%から21年には22.8%に2.9ポイントも上昇している。(表1)
交通事故全体が減少を続ける中で、自転車関連の事故も減少が続いているものの、その減少が緩やかなものにとどまっているため、自転車関連の事故が交通事故全体の占める割合が上昇している。
特に、新型コロナウイルスの感染拡大により外出の自粛など行動制限の影響で、20年の自転車関連事故は19年よりも1万2800件(15.9%)も減少したが、21年には前年比2021件(3.0%)増加した。