ヨガスタジオでの取り扱いが増えていたり、美容系インフルエンサーがPRしていることで人気が高まっているシリカ水。
一体どんな水なの?普通の水と何が違うの?
シリカ水ってどんな効果があるの?そんな疑問を解決すべく、ここではシリカ水について徹底解説。
どうせ飲むならキレイになれる水を飲みたいですよね。
でも何事も正しい情報を持って選ぶことが大切。
シリカについて一緒に考えてみましょう。
シリカとはケイ素=ミネラルの一種のこと
そもそもシリカとはどんな成分かご存知でしょうか。
シリカとはケイ素とも呼ばれるミネラルの一種で元素記号は「Si」。
地中に多く含まれているミネラルのことです。
私たちの体にはさまざまなミネラルは存在していますが、その一つとしてシリカ(ケイ素)も存在しています。
成人であれば約18g程度のシリカが体内に存在していると推察されています。
体内のシリカは皮膚や血管、細胞壁、髪の毛など全身に幅広く分布しているとされます。
シリカ(ケイ素)はそもそも電子部品や半導体の材料として工業用に用いられてきた歴史が長く、美容や健康に影響を与えるということはほとんど知られていなかったようです。
しかし、人間の体の約4%は微量ミネラルから成り、多いミネラル順からカルシウム、リン、イオウ、カリウム、ナトリウム、塩素、マグネシウム、ケイ素(シリカ)、鉄、フッ素、亜鉛、銅となっています。
この僅か4%のミネラルが、体内で不足すると体調を壊すことはよく知られています。
食事からシリカ(ケイ素)を含むミネラルが十分摂れている?
例えば、鉄は体内に4g程度しか含まれますが、わずかに不足するだけで貧血症状が起こったり、免疫力が低下して風邪を引きやすくなったり、あるいは息切れや疲れが取れないなどの症状が起こります。
カルシウムも不足しがちで、神経系のトラブルが起こり、イライラとして現れることもあります。
普段の食事からタンパク質や糖質・脂質を摂ることは重要ですが、ミネラルも同じくらい重要で、だからこそ「野菜」「キノコ類」「海藻類」などを必ず副菜として食べるように推奨されるのです。
もちろん鉄やカルシウムだけでなく、ミネラルはどれが不足しても体調に悪影響を及ぼします。
亜鉛が不足すれば味覚症状に現れますし、滅多にないとされますが銅の欠乏は高コレステロール血症を引き起こすとされています。
どのミネラルも食品から摂取できるので不足の心配がないとされているものが多いですが、いわゆる「まごわやさしい(豆類・ごま・わかめなどの海藻類・野菜・椎茸などのきのこ類)」を食べることが減っている現代人は、ミネラル不足によって体調不良が起こりやすくなっている、という説もあるほどです。
つまり、シリカ(ケイ素)も不足している可能性は十分にあります。このような背景からシリカ水を飲むべきと推奨している人もいるようです。