しかし、一般的には「ジャニーズWESTのバラエティ王」のイメージが先行していたこともあって、長らくドラマでメインになることはなく脇役での起用が多かった。「実力は十分」の彼にとって単独初主演ドラマとなった『ゲキカラドウ』がシリーズ化する意味は大きく、松重に続く「飯テロ俳優」の道が見えただけでなく、役者としてブレイクする可能性も生まれたといえる。
ジャニーズWESTは一時、関西の先輩である関ジャニ∞と急激にブレイクした後輩・なにわ男子の間にはさまれて苦しい時期があった。だが、2022年は念願の初ドームツアーを成功させ、初の野外フェス出演を果たし、同年8月に発売した19thシングル「星の雨」は初週29.2万枚を売り上げ、デビューシングル「ええじゃないか」の初週売上を上回る自己最高記録を達成。冠番組の『あなたの代わりに見てきます!リア突WEST』(テレビ朝日系)やレギュラー番組の『DEEPな店の常連さんに密着 イキスギさんについてった』も好評で、デビュー8周年にして大躍進を果たした。
主演ドラマのシリーズ化となれば桐山の俳優としての注目度はより高まるはずで、グループのさらなる飛躍につながる可能性もありそうだ。