◆まともな金銭感覚の彼に心惹かれた

「私はいわゆる、だめんず好き。今までの元カレはギャンブルにハマっていたり、お金をたかってきたりと、みんなお金にだらしなかったです」

 けれど、4年付き合っていた彼氏と別れ、年齢的にも結婚を意識するようになったことで、理恵さんは付き合う男性をちゃんと選ぼうと思うように。マッチングアプリはなんとなく怖かったため、仲介型の結婚相談所に登録し、相手を探しました。

 その中で出会ったのが、同い年の翼さん。翼さんは地元では大手だと言われている企業に勤めていたため、理恵さんは将来的にも安心だと思ったそう。

「でも、私は慎重に相手を見極めたかったので、結婚相談所を退会後、すぐに入籍はせず、半年ほど交際期間を設けてもらったんです。その中で知ったのは、物を大切に使う人だということでした」

 例えば、翼さんは財布のボタンが取れた時には「パーツだけ買えばまだ使える」と手芸センターへ。また、おうちデートをした時には「まだ着られるから捨てられないんだよね」と、小さな穴が数カ所開いたTシャツを部屋着として使用していました。

「そういう人に今まで出会ったことがなかったので、なんかいいなと思いました。物を大切に使う人は、人のことも大切にできるって言いますしね。実際、彼はいつも優しかったですし、そういう人間性にも惹かれ、結婚を決意しました」