だが、こうした“課題”を突破しようとするかのごとく、今年はJO1のメンバーが続々とドラマ出演を果たす。

 木全翔也は、19日からスタートする眞島秀和主演の深夜ドラマ『しょうもない僕らの恋愛論』(日本テレビ系)に出演。続けて、「ViVi国宝級イケメンランキング」の2022年上半期NEXT部門で1位に輝いた鶴房汐恩が、韓国ドラマのリメイクとなる『ブルーバースデー』(カンテレ)で松井愛莉とW主演。2月7日からスタートとなる。昨年は映画『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』にも出演した豆原一成は、2月13日から始まるNHK夜ドラ『超人間要塞ヒロシ戦記』に、タイトルにもなっている田中ヒロシ役で出演。さらに、野木亜紀子脚本のオリジナル作品ということでも注目を集めているWOWOWドラマ『フェンス』に與那城奨の出演が決定しており、3月19日から放送予定と、連続ドラマ出演が立て続けとなっているのだ。

 いずれも民放ゴールデン・プライム帯の放送ではないため、一気に知名度が跳ね上がることは期待できないが、着実な一歩ではある。木全はドラマの宣伝を兼ねて今週『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』『秘密のケンミンSHOW極』に出演したりと、日本テレビ系の人気バラエティ番組に露出する副次効果も。また、木全が出演する『しょうもない僕らの恋愛論』ではJO1が主題歌も担当するが、ヒットが期待されることはもちろんのこと、これまで縁のなかった同局の音楽特番『ベストアーティスト』などへの出演の可能性も拓けるだろう。JO1にとって2023年はさらなる飛躍の年となりそうだ。