門脇麦が主演する日本テレビ系水曜ドラマ『リバーサルオーケストラ』が11日よりスタートした。元天才ヴァイオリニストと変人マエストロが地元のポンコツオーケストラを立て直すという“一発逆転の音楽エンターテインメント”を謳う同ドラマだが、先行きはあまり芳しくないようだ。

 『リバーサルオーケストラ』第1話の世帯平均視聴率は6.8%、個人視聴率は3.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。同枠のドラマで初回の世帯視聴率が7%台を切ったのはこの20年で史上初めて。水曜22時台の視聴率争いは、テレビ朝日の『報道ステーション』が世帯2ケタ台で圧勝しているほか、ネットでの反響も大きいTBSの『水曜日のダウンタウン』などの強豪が並び、日本テレビの水曜ドラマは、2021年7月期の『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』を除いて、この2年以上も世帯視聴率の全話平均ひとケタの作品が続いている。

 それでも『ハコヅメ』のようなヒットや、2021年12月度ギャラクシー賞月間賞に輝くなど高い評価を集めた『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』といった作品も生まれており、門脇麦の民放ゴールデン・プライム帯連続ドラマ初主演となる『リバーサルオーケストラ』にも期待は寄せられていた。