ライトハウスへの相談内容の変化
――というと?
池田さん「かつてはAV出演強要やJKビジネスによる性的搾取の相談が多かったのですが、最近は、割合としては少なくなってきました。警察庁でも啓発活動をするなど、AV出演強要問題への世間の注目度が以前に比べて少しあがったせいかもしれません。でも、決して被害がなくなったということではなく、ライトハウスの相談割合としては減ったということです」
中村さん「『AV出演強要・JKビジネス等被害防止月間』による政府主導の取り組みも行われていますし、警察や消費者センター、弁護士事務所、民間団体等の相談窓口が、以前よりAV出演強要被害に対する理解が深まって、対応してもらえるようになったことが影響しているのではないかと思います。その背景には、社会問題として取り上げられたことで、認識や意識が変わったということが大きくあると思います」