生後4週間までの新生児は、1日のほとんどを寝て過ごすはずなのに、多くのお母さんたちを悩ましているのが「赤ちゃんが寝てくれない」という問題です。
そこで、本記事では新生児の赤ちゃんが寝ない原因と、寝ない時の対処法について、ベビーマッサージの専門家である『チャイルドボディセラピスト』のトップインストラクター遠藤洋子先生にお話を伺いました。
本記事の監修者
- 遠藤洋子 先生
- YMCメディカルトレーナーズスクール ベビーカレッジ講師、整体講師整体の理論を基に赤ちゃんの成長過程のからだの仕組みから、ベビーマッサージをわかりやすく教えている。卒業生を含めた生徒は1000人以上!
「寝てくれない」の前に、理解しておかなければならない乳幼児の特徴5つ
「まとまった時間、寝てくれない」
「授乳したはずなのに、寝てくれない」
というのは、ママにとってはとてもつらいもの。
でも、これには新生児ならではの特徴に起因します。
- 新生児の赤ちゃんが寝てくれない主な理由は5つ
- 新生児特有の睡眠パターン
- お腹が空きやすい
- おむつ濡れなどの不快感
- 体調が悪い
- 特に原因がない
順番に解説します。
原因①:新生児特有の睡眠パターン
生まれたばかりの赤ちゃんには、昼夜の区別がありません。
2~3時間ほどのサイクルで寝たり起きたりを繰り返します。
夜中に起きてしまうのは、新生児の特有の睡眠パターン。
ママにとっては夜中に何度も起こされることとなりますが、それは元気に育っている証拠でもあります。
原因②:お腹が空きやすい
新生児の赤ちゃんは、まだまだおっぱいを吸う力が弱く、一度に飲める母乳やミルクの量が多くありません。
なのですぐにお腹が空いて目が覚めてしまいます。
赤ちゃんが起きたら、まずは授乳を試してみましょう。
原因③:おむつ濡れなどの不快感
不快感があると赤ちゃんが寝ないことがあります。
赤ちゃんはおしっこをそれほど多くの量を膀胱に溜めておくことができず、反射的におしっこをしてしまいます。
そのため、おむつ濡れなので不快感で寝られないことも多いと考えられています。
他にも、ゲップが出なくてお腹が張っている、といったことも寝ない原因としてよくあるパターンです。
原因④:体調が悪い
体調が優れないために、寝られないというケースもあります。
赤ちゃんは風邪にかかりにくいと言われていますが、体調が急変しやすい時期でもあります。
こまめに体調などをチェックするようにしましょう。
原因⑤:特に原因がない
新生児の赤ちゃんが寝てくれない理由として、特に原因がないこともあります。
ただ「抱っこして欲しい」とアピールしているというケースも多いです。