40代以上が「テレビはオワコン」と言うのはなぜか?
今年、特に出色だったのは現役テレビ制作者たちが出席した座談会、「裏方視点としてのテレビの今」である。出席者は以下。
芸人:Aマッソ加納
放送作家:竹村武司(『魔改造の夜』)
テレビ朝日:小山テリハ(『イワクラと吉住の番組』『あのちゃんねる』)
テレビ東京:大森時生(『島崎和歌子の悩みにカンパイ』『Aマッソのがんばれ奥様ッソ!』)
フジテレビ:原田和実(『ここにタイトルを入力』)
特に小山、大森、原田を登場させているあたり、“若手の作り手”から声を引き出すための座組ということがわかる。あと、『あたらしいテレビ』の前身番組、『新春TV放談』の頃より座談会の力関係はフラットだ。『TV放談』ではベテランが口を開くや時代からのズレを露呈して自滅、そのズレを修正できないという展開が目立ったが、それをキャスティングで未然に防いだと言える?
まず、進行役の加納が口を開いた。