小山 「若い世代のほうが、面白いものがYouTubeにあろうがTikTokだろうがテレビだろうが、あんまり意識しないじゃないですか。『Netflixだから』とか。だから、面白いコンテンツを作ればたぶんそれはSNSとかで届くって思ってるし、それで普段ものを見てるから、あんまりテレビに対する悲壮感はないのかなって思います」

大森 「個人的にテレビが今、1番ハードルが低いんで面白いことをやりやすいと思ってますね。基本ベース、YouTubeとかNetflixのほうが面白いと思われているので、テレビでちょっと面白いことをやると『すごく面白い』と思われやすいというか」

 大森の発言が尖りまくっている。かつて、テレ東で大森の先輩だった佐久間は、後輩の発言に「生意気でいいでしょ(笑)?」と、どこか誇らしげだ。出る杭を潰さない佐久間のリアクションがいい。

 一方で、「佐久間は鬼才」「藤井健太郎は至高」という賛辞はそろそろ古いという感じも受ける。いつの日か、佐久間が『新春TV放談』でのテリー伊藤みたいな枠になったらどうしよう……なんて不安までよぎってしまった。