俳優の山本裕典が、自身の記事を配信した東京スポーツと、配信先のヤフーを訴えたことが1月4日配信の「弁護士ドットコムニュース」にて報じられた。同記事によれば、山本は、東スポとヤフーがそれぞれ公開・配信した記事により「誹謗中傷を受け、自死まで考えた」とのこと。慰謝料など計220万円を求めて東京地裁に提訴したという。

 山本が問題としているのは、2020年7月13日付の<大規模クラスター!山本裕典主演舞台 公演強行の罪『賠償請求されてもおかしくない』>という記事(現在は東スポもヤフーも削除済み)。2社はいずれも「名誉毀損にあたらない」として、請求棄却を求めているという。

 山本は06年、『仮面ライダーカブト』にて俳優デビュー。その後バラエティ番組やドラマで順調に活躍するが、女性スキャンダルでたびたび週刊誌を賑わせた挙げ句、17年に所属事務所を解雇された。