「この保険が絶対にお得」とすすめてくる

保険についての相談を、FPにする場合にも注意が必要だ。

保険の加入や見直しを行う場合、数多くある保険会社の中からさまざまな保険商品を比較し、自分に合ったものを決める必要がある。しかし、FPが特定の保険会社との関係が深い場合、その保険会社の商品を強引にすすめてくる可能性がある。

最後は自分で判断

上述の通り、FPのポジショントークに対しては注意をする必要があることが分かる。

ではFPがポジショントークではなく、助言してくれた場合には信じてもよいのかというとそうではない。その場合でも、最後は自分でどういう方法論を選ぶのか、自分で決めることが求められる。

投資や資産運用には「正解」がない。家計の節約などにしても、そもそもお金を使うことは「絶対悪」ではなく、どの程度お金を節約するかは本人が決めるものだからだ。

FPの言葉はあくまで助言として聞き、最後は自分で判断するという意識を持とう。

文・岡本一道(政治経済系ジャーナリスト)
国内・海外の有名メディアでのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会などさまざまなジャンルで多数の解説記事やコラムを執筆。金融専門メディアへの寄稿やニュースメディアのコンサルティングも手掛ける。

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