就職活動をするなかで、企業側から面接はwebで行うという案内をされるケースが増えています。しかし、どのように対応すればよいのか、通常の面接とはマナーが異なるのか気になる方も多いでしょう。そこで、web面接ならではのマナーや注意点について紹介します。
web面接の基本的なマナー15個
webで行う面接でも、基本的には通常の面接と大きな違いはありません。
しかし、web面接ならではのマナーやルールはいくつかあるため、面接を受ける前に確認しておきましょう。
1.最低でも5分~10分前にはスタンバイ状態にする
面接開始時間よりも早めにスタンバイをしておけば、wi-fiの状態を確認したり、web面接で使うマイクやカメラの状態も確認できます。
加えて、服装や髪型に問題がないか、目立つような私物が写っていないかを確認できるでしょう。
最終チェックをするためにも、5分~10分前にはweb面接で使うサイトにログインして準備しておくのがマナーです。
なお、ログインは早すぎても遅れても心象が悪くなるため、ログインするのは最大でも10分前程にして、面接が始まるまでは静かに待ちましょう。
2.音が鳴るものは電源を切る
スマートフォンの通知や着信音などは、必ず切っておくのがマナーです。
また、パソコンを使ってweb面接をする場合は、パソコンのシステム、アプリの通知がなる場合があるため、パソコン・スマートフォン・タブレットすべての電子機器の音が鳴らないように設定しておく必要があります。
音が鳴らなければマナーモードでもよいと考えてしまいますが、机の上に置いていると振動した音も響くため、電源を切っておくのが良いでしょう。
なお、エアコンや車の音などは問題ありません。
3.ヘッドホンは使わない
ゲームをしたり音楽を聞いたりする際の大きなヘッドホンやヘッドセットは、ラフな印象を与えてしまうためweb面接では使用しないことがマナーです。
基本的にはイヤホンを使用し、ヘッドホンしか持っていない場合にはデザインが派手ではないものを使用しましょう。
4.話すテンポを意識する
web面接は、相手に声が届く際にタイムラグが起こることが多いです。
web面接でのマナーとして、大きい声で話すことや、自分が話したことが相手に聞こえているかどうかを確認しつつ話すことが重要です。
通信速度によって異なりますが、「相手が話し終わってから2テンポ置いて自分が話す」という感覚にしましょう。
採用担当者の話をしっかり聞き、相手が話し終わり自分が話す番なのか、相手が話し続けているのか、判断しながら円滑にやりとりできるようにタイミングをはかることが大切です。
また、声の高さや話すスピードを変化させて、感情が相手に伝わるようにしましょう。友人や知人に協力してもらい、声の聞こえ方、話し方のシミュレーションをしておく方法も有効です。
5.リアクションを大きくする
web面接では、直接ではなく画面を通してお互いの顔を見ることになるため、雰囲気や表情が伝わりにくいことが特徴です。
そのため、web面接では頷く際や表情を変える際のリアクションを大きくしましょう。
自分がどのような感情を抱いたのか、相手に対してどのような態度をとっているのかがしっかり伝わるように意識します。
リアクションが薄いと、採用担当者が「話を聞いていないのでは」と感じてしまいます。相手が何か話している場合には、ただ聞くだけではなく、大きく頷いて話を聞いていることを伝えるのがマナーです。
6.目線を合わせる
web面接をする際には、相手と目線が合わないことがあります。
自分が話す際にはカメラを見ること、相手が話している時には画面を見ることがポイントです。
目線が合わないと会話をしている感覚にならず、自分のアピールしたいことがしっかり伝わりません。
加えて、画面だけを見ていると目線が下に向いた状態になるため、印象が悪くなる可能性があります。
そのため、カメラと画面を見るタイミングを間違えないように注意が必要です。
しかし、採用担当者もwebでの会話に慣れていないケースが多いため、採用担当者がずっと画面だけを見ており、下を向いているように感じることがあります。
「自分にあまり良い印象を抱いていないのでは」と不安を覚えてしまうケースがありますが、「相手もweb面接に慣れていないだけだ」と考え、採用担当者の目線に関しては意識せず面接に集中しましょう。
7.プロフィール写真を変更する
web面接の際には、面接で使用するツールのプロフィール写真やユーザー名を再確認しましょう。
ユーザー名には漢字のフルネーム、プロフィール写真はスーツ姿の証明写真に設定します。
写真を設定していないと、採用担当者からの印象が悪くなる可能性が高いため注意しましょう。
特に、リモート飲み会をした後はニックネームやプライベートな写真に設定したままの状態になっていることがあるため、確認することが大切です。