◆「舞っている枯れ葉に触る」ところからスタート

 まず、毎日30分ほど散歩して脳のストレスを軽減。太陽を浴びることでエネルギーを充電しました。気候がよくて空気も澄んでいる高知に引っ越したのも良かったようです。

「舞っている枯れ葉に触る」ところからスタート
 たいがーさんは「敵」の種類をリストアップ。 「弱い敵から倒そう」ということで、「舞っている枯れ葉に触る」ところからスタート。「舞っている中に入るのは1対30どころじゃない、多数を相手にする喧嘩のよう。最初はいきなりぶん殴られるようで辛かったけど、だんだんなんでもなくなった」そうです。丸腰状態で葉っぱと戦うたいがーさん、男らしいです。

  続いて「手洗い3回を2回にする」、デスが付着している改札機に体が触れそうな「狭い自動改札を通る」「靴下を一枚履きにする」「公園のベンチに座る」と、徐々にクリア。試練を乗り越える時は「自分をかっこいいと思うのがポイント。誰も褒めてくれないから、自分を褒める」というコツを教えてくれました。

 漫画や映画の主人公になった気分で自分を客観視するのも効果があるとか。

「ある時、舞い上がるホコリを睨みつけたことがあって。自分ってこんな目をするんだ、ついにここまで来ちゃったか、治さなきゃいけないって自分を客観視しました」と、たいがーさん。俯瞰して自分を見たり、時には褒めてみたり、冷静さと情熱を使いわけています。潔癖性に限らず様々な人生の試練に対峙する時に使えるライフハックです。