銀行窓口のメリットとデメリット

では、銀行の窓口はどうなのか、見てみましょう。

銀行窓口のデメリット

まずは、デメリットからです。銀行窓口には次のようなデメリットがあります。

・手数料が高い
・金利が低い
・通帳紛失のリスク

銀行窓口は振込手数料が高く、例えばみずほ銀行の他行宛ての窓口での振込手数料は次のようになっています。

・3万円未満:710円
・3万円以上:880円

また預金金利も低く、例えば、みずほ銀行の1年定期預金の金利は0.002%と超低金利です。
さらに、通帳が発行されるからこそ通帳紛失のリスクがあります。また、窓口での引き出しには印鑑が必要になるので、印鑑を紛失すると預金が下ろせないリスクもあります。

銀行窓口のメリット

もちろんメリットもあります。銀行窓口のメリットは、何と言っても店舗で専門性の高い銀行員からサポートを受けられるという点です。

預金口座を作る程度のことであれば、「サポートは不要」という人も多いでしょうが、融資や資産運用などは「説明してもらわないと分からない」という人も多いのではないでしょうか?

銀行窓口であれば、複雑な融資や資産運用について丁寧にサポートが受けられるので安心です。

また、店舗型の銀行は通帳があるのもメリットです。基本的にネット銀行の口座には通帳が発行されないので、「通帳がないと預金している実感がないので不安」という人も多数います。

しかし店舗型の銀行であれば、通帳が発行されるので、預金残高や動きが確認でき安心です。

それでもネットバンクがお得!その理由は?

ネット銀行と銀行窓口にはそれぞれメリットとデメリットがあります。それでも振込手数料や金利などを比較したら、ネット銀行のほうがお得であることは間違いありません。

また、一度でもパソコンやスマホからサクサクと振り込みや入出金ができる快適性を覚えてしまうと、銀行窓口が不便に思えてくるでしょう。それだけネット銀行は利便性に優れています。

銀行窓口は丁寧なサポートを受けられるなどのメリットもありますが、今後は「窓口からネットへ」の流れが加速していく見込みなので、ネット銀行で口座を開設しておいたほうがよいでしょう。

文・手塚大輔(ファイナンシャル・プランナー)
地方銀行にて7年半勤務し個人営業と法人営業を経験。その後、FPとして保険や不動産、投資、税金などお金に関する幅広いジャンルの記事を執筆・監修している。

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