通勤する必要がなく、自宅で自由に仕事ができるという印象があったテレワーク。しかし実際にやってみると「思っていた以上に疲れる」と感じた人も多いのではないでしょうか?この記事ではテレワーク疲れの原因や疲労解消法をご紹介します!
テレワーク疲れの主な症状
テレワーク疲れには大きく分けて「精神的不調」と「身体的不調」の二種類があります。
どちらか一方の不調をきっかけに心と身体の両方を害してしまう例もあり「ただの疲れ」と見過ごすのはとても危険な行為です。
まずは、テレワーク疲れの主な症状をチェックし、自分に当てはまる項目がないか確認しましょう。
精神的不調の主な症状
慣れないテレワークにより発症するのが「精神的不調」です。
具体的には「孤独感」「不眠」「イラ立ち」「気分の落ち込み」などの症状が挙げられます。
特に一人暮らしの女性の場合はテレワーク導入により会話する機会が大幅に減り、孤独感や気分の落ち込み、付随して不眠などに陥る人が少なくありません。
また、離れた場所にいるからこそ一緒に働く人の作業進捗がわからず、思ったように仕事を進められないイライラもあるでしょう。
精神的不調は症状が目に見えないため自覚しにくく、症状が悪化しやすい傾向にあるため日頃からこまめに自分を労わってあげることが大切です。
身体的不調の主な症状
テレワークの疲れを蓄積させた結果「身体的不調」を訴える方も多いです。
例えば「肩こり」「腰痛」「頭痛」「目の疲れ」などの症状は、テレワーク開始以降、誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
長時間作業を想定していない自宅での仕事は身体にかかる負担が大きくなりやすいこと、通勤がないため運動不足になりやすいことが身体的不調を招く主な原因です。
ただし、身体的不調は精神的不調に比べると対策が取りやすく、早めに気づいて適切に対処すれば症状を大幅に改善させられる可能性があります。
身体に違和感を覚えたら早めに原因を特定し対処することが、症状悪化を防ぐコツです。
テレワークをすると疲れる原因は?
「家や好きな場所で自由に仕事ができるのに、どうしてこんなに疲れるのだろう?」と疑問を持っている人も多いはず。
この項目では、そんな疑問を解決する5つの原因を解説します。
オンオフのメリハリがない
テレワークは仕事のオンオフがつきにくいため気持ちにメリハリが生まれず、気疲れを起こします。
普通に出社していた頃は、会社に行けば仕事モード、家に帰ればプライベートモードと自分が居る場所に応じて自動的に気持ちが切り替わっていました。
しかし、テレワークとなれば仕事、プライベートの両方を自宅で過ごすこととなり、気持ちの切り替えがうまくいかなくなるのです。
仕事モードとプライベートモードの境界線が曖昧になるため心からくつろぐことができず、精神的に疲れてしまいます。
集中できず仕事効率が落ちる
テレワークは、意外と集中できないものです。
「机の高さが合わない」「モニターが小さくて見にくい」など作業環境が原因で集中できないケースや、家にいる家族やペットが気になって集中できないというケースも少なくありません。
集中力が低下すれば当然仕事の効率も落ちてしまい、作業にかかる時間も長引いてしまいます。
仕事がはかどらないとつい焦ったり落ち込んだりしてしまうほか、長時間同じ姿勢でいることから肩や腰に疲労がたまってしまうのです。
作業のやり方が変わるストレス
テレワークが導入されたことにより、普段のやり方とは別の方法で仕事を進めねばならず、やりにくさを感じることも多いですよね。
同じ空間で働いていた頃はひと声かけるだけで終わった仕事でも、わざわざメールやチャットで連絡を取る必要があり、テレワークは手間がかかることも事実です。
また、送ってもらったファイルが開けない、指示が曖昧でよくわからないなど困ったときも気軽に相談や質問ができず、その緊張感が疲れへと繋がります。
リモートだからこその孤独感
テレワークは基本的に孤独です。
テレワークとなるとどうしても同僚や上司とコミュニケーションを取る回数が減り、気分転換やチームの結束力を感じることが難しくなります。
自分がやった仕事に対する上司の反応も見えにくいため、不安感から精神的な疲れを感じる人も多いでしょう。
一人暮らしの場合だと「今日も誰とも会話しなかった」なんてことも珍しくなく、黙々と仕事だけをする自分に対してやるせない気持ちを抱えてしまうケースも。
運動不足
テレワークで通勤から解放されたことにより、運動不足が原因の疲れを引き起こすこともあります。
「動いていないのに疲れるの?」と驚く人もいるかもしれませんが、動いていないからこそ疲れを感じやすくなるのです。
運動不足になると人は新陳代謝が低下し、血液や水分の循環が悪くなります。
そうすれば少し歩いただけでも息が上がったり、だるさを感じたりするでしょう。
筋肉もこわばってしまうため身体が凝りやすくなり、一層疲れを感じやすくなります。