“レジェンド”宇多田ヒカルがアジアンポップスに与えた影響
2022年4月16日(現地時間)、コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバルの舞台で、宇多田は叫んだ。
「Let’s go back to the ’98!」
彼女が披露したのは、まさにあの「唇から自然とこぼれ落ちるメロディー」。アメリカ最大の音楽フェスティバル・コーチェラのメインステージにおいて宇多田がデビュー曲「Automatic」、そして「First Love」を歌唱したことは、J-POP史に間違いなく刻まれる、記念すべき出来事だった。
そして何よりここで忘れてはならないのは、そのノスタルジックな風に吹かれていたのは、日本の人々だけではなかったということである。