どれだけ注意していても妊娠線は初産婦の半数以上、経産婦の8割以上に現れる症状です。多少体質も関係しますが、きちんとした方法でケアし続けることで消えるものなのです。今回は妊娠線を消す方法や隠す方法、予防方法などをご紹介します。
産後に多くの人が悩む妊娠線を解決しよう!
産後、多くの女性を悩ませる「妊娠線」。初妊婦さんでは半数以上の方が、経産婦さんになると8割以上の方が妊娠線はどうやったら消えるのか悩むそうです。
妊娠中から注意してケアを行っていてもどうしても出来てしまうこともあります。初めてだから妊娠中のケア方法を間違えてしまったかと落胆する方もいるかもしれませんが、体質によってできやすい人もいます。
しかし、ついてしまった妊娠線は、ちゃんとケアすることで消すことができます。隠す方法とあわせてご紹介します。
「次の妊娠中はもっと有効なケアをして妊娠線を作らない!」と考える方のために妊娠線を予防する方法もご紹介しますね。
【妊娠線は消える!】妊娠線は何故できるの?
妊娠線は妊娠によって急激にお腹が大きくなったときに皮膚がその伸びるスピードに間に合わず、皮膚を作る線維が切れてしまうことで発生します。肉離れ線やストレッチマークと呼ばれる症状と同じような状態ですね。
皮膚よりも奥にある「真皮」が裂けているのです。真皮はコラーゲンやエラスチンという線維で形成されています。この線維が切れてしまうことで皮膚の表面に妊娠線が現れてしまうのです。
かゆみを感じてから現れる妊娠線は「新妊娠線」と呼ばれ、赤紫色をしています。真皮が裂けてすぐの状態で内出血を起こしているからなのです。
その後、裂けた部分の細胞修復が始まると出血が治まります。そして、白い細胞を作り出すので赤紫色の部分が白い艶のある線のような色へ変化します。この状態の妊娠線を「旧妊娠線」と言います。
産後、妊娠線を消すために皮膚の表面(表皮)をオイルやクリームでケアしてもなかなか効果は出ないのは、表皮だけでなく真皮が裂けているために表面上のケアだけでは改善されないことが原因です。